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火星ローバープレスリリース

JPLプレスリリース

 Opportunityローバーが火星の日の入りビデオを送ってきました。その美しい景色の他に、科学的な発見も含まれていました。97年にマーズパスファインダーで火星の日の入りを撮影した時の二倍も大気中のチリが多いのです。
 このクリップは、ローバーたちが今までに送ってきた11000枚を超える画像のうちのいくつかから作られました。

 コーネル大学のローバーパノラマカメラチームのJim Bell博士によると、Opportunityローバーが現在調べているコーヒーテーブルの半分ほどの大きさの区画は、今までの観測地点のどれよりも多くの種類のスペクトル反射があるそうです。(直訳したので分かりにくいですが、それだけ多くの種類の物質が含まれていると言うこと)
 Opportunityローバーは、数日間に及ぶ着陸地点のクレーターの組成調査の途中です。Mössbauerと名付けられた岩石の表面を削り取り、内部の組成をX線分光計で調べる予定です。両方のローバーで行われている調査ですね。
 ワシントン大学のRay Arvidson博士は、大体二週間でクレーター内部の探査を終え、いよいよクレーターの外の平原へ出て行く事になるだろうと予測しています。

 同時期に、スピリットローバーもBonnevilleクレーターの外縁に達し、中の映像を送ってくるでしょう。
 スピリットは着陸地点から直線で171m移動しましたが、目的地までは道半ばと言ったところです。
 スピリットミッションマネージャーのJennifer Harrisは、今週始めに地形的な問題でローバーがルート変更を強いられた事を明かしました。彼女によれば『立ち止まって別のルートを探し、問題なく移動を続けています』との事ですが。

 技術者たちは、1・2週間中にローバーたちの航法ソフトをアップデートする事を計画しています。このアップデートでは、走破性の向上と、不必要な時に機器を保温するためのヒーターを落とせるようにするものです。

 スピリットは頻繁にストップ&ゴーを繰り返し、道々の地質調査を行っています。顕微鏡による観察と、送風機を使って風が火星の地形にどのような影響を与えるかの研究が行われています。
 その結果、風は砂丘よりも波紋(ripples)を作る事が分かりました。これは、通常砂丘を作るよりも強い風がおこっている事の証拠です。

 長くて疲れる上にちょっと不自然。まだうまく行きませんね。

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